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こんにちは!薬剤師医大生のハスツー山瀬です!
薬学部(6年制)を卒業し、国家試験に合格すると薬剤師免許が与えられます。
しかし、卒業後の進路は「薬剤師になる」だけではありません。
本記事では薬学生向けに仕事内容・就職事情・給与などについて解説していきます。内容が多くなってしまいますので、今回は以下の①~③の職種についてお話しいたします。
- 病院薬剤師
- 薬局薬剤師
- ドラッグストア薬剤師
- 製薬企業(研究・開発・MR)
- 行政・公務員
- 大学院進学
1.病院薬剤師
仕事内容
入院患者に対する調剤・注射薬調製・TDM(薬物動態モニタリング)・副作用チェックなどの業務をこなします。チーム医療(緩和ケア・感染症対策等)にも参加します。業務量に関しては病院ごとに異なりますが、薬剤師として得られる経験値は圧倒的です!
また、命に直結するような医療現場でスキルを磨くことができ、やりがいも大きいと思われます。
就活事情
場所を選ばなければ、病院薬剤師になることはそこまで難しくないかと思われます。ただ、都市部の病院や大学病院など、人気病院となると就職難易度も高くなります。
給与
平均年収は500万円程度で、新卒年収は400万円ほどです。
薬局薬剤師やドラッグストア薬剤師と比較すると、やや低い傾向があります。
薬局薬剤師
仕事内容
調剤、服薬指導、在宅医療や地域住民の健康相談などを行います。患者さんと長く関わり、生活に寄り添えることが好きな方はやりがいを感じやすいと思います!
就職事情
薬剤師の就職先としては最多で、求人が多く病院と比較しても就職しやすいです。国家試験(2月実施)が終わってから就活を初めて、3月に内定を取れた人もいました、、、
給与
平均年収は550~600万円程度で、新卒年収は450万円ほどです。
地方や人手不足の地域では待遇がよくなる傾向があります。
ドラッグストア薬剤師
仕事内容
調剤、服薬指導、OTC医薬品の販売、健康食品・化粧品等の健康相談対応等があります。調剤だけでなく、OTC医薬品や生活面のアドバイスをする機会があり、接客が好きな方に向いています。
就活事情
薬局と並んで人気な就職先。求人数が多く、就職しやすいです。
インターンシップではドラッグストアで販売されている商品をくれることもあるので、試しに参加してみるのも面白いかもしれませんね!
給与
平均年収は550~600万円程度で、新卒年収は500万円ほどです。
人で不足の地域や、全国転勤を受け入れると待遇が良くなる傾向があり、高いところでは新卒で600万円以上のところもあります。
- 病院薬剤師→年収はやや低め、臨床スキルは圧倒的
- 薬局薬剤師→薬剤師の就職先で最多、主に地域医療に貢献
- ドラッグストア→年収は高め、全国転勤で更に給与upを目指せる
以上、「薬学部卒業後(6年制)の進路と就活事情①」でした!
次回は製薬企業、行政・公務員、大学院進学についてお話しいたします。
最後まで読んでいただきありがとうございました!